伊坂幸太郎『ペッパーズ・ゴースト』


伊坂幸太郎『ペッパーズ・ゴースト』

久しぶりの伊坂作品.
圧巻でした.

中学校の国語教師が主人公という帯を見て
悩む事なく即購入.
きっと私は教師が主人公だったらどんな本でも
迷わず買ってしまうのではないでしょうか.

主人公、壇先生の目線で進むストーリーと
壇先生の教え子が描いた物語が同時進行で進んでいく構成.
この構成が後でどういきてくるのか
やや興奮しながらページを捲っていくと
さすが.圧巻でした.
自分の語彙の乏しさに頭を抱えてしまうほど
私の言葉では表せない.

それはそれは伊坂幸太郎作品でした.

少し話がずれますが.
壇先生が話の中で諺や四字熟語、故事成語を使う場面が多くあるのですが
さすが国語の先生.なんて周りの人物たちに言われます.

私も「さすが国語の先生!」って言われるような人になりたい.
何を言ってるんだこの若輩者が.と自分でも思いますが
言葉の選択が綺麗だよね.とか
表現が繊細だよね.とか
言葉の使い方にセンスを感じるよね.とか言われたい.
日々勉強です.

たくさんの人と話してさまざまな表現に触れて
語感を磨いていこうと思います.
よし.がんばるぞ.

話を戻して.
伊坂幸太郎さんの世界観が存分に味わえる作品になっています.
ぜひ.
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東野圭吾『ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人』

東野圭吾『ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人』

 

恥ずかしながら初めての東野圭吾作品.

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気になってはいるもののずっと手を出せず温めているうちに

何から手を出せばいいか分からなくなって22年が経っていました.

温めすぎるのもよくない.

 

そんな中、東野圭吾さん好きの友人と本屋さんにいく機会があり

お勧めしてもらったのがこの本です.

きっと好きだよと.

 

さすが.

好きだと見抜いた友人にさすがと称賛を送るのはもちろんですが

やはり東野圭吾さんは凄かった.

賞をいくつも受賞され、映画、ドラマにもなっているので

何を今更.とも思われますが凄い.

 

ボリュームのある作品なのでいくらか時間がかかるかなと思いましたが

無駄な表現がなくスラスラと読み切ってしまいました.

登場人物一人一人に色があって全く飽きない.

事件を推理していく中で全員が怪しくみえてページをどんどん捲ってしまう.

さすがです.の一言です.

 

お父さんとおじさんは全く似ていない真反対の人柄だなと

思い読み進めていましたが

そんなことはないですね.

周りの人間のために動く素敵な人柄でした.

エピローグですっかりおじさんのことが好きになってしまいました.

 

まだ一作目の東野圭吾作品ですので

これからどんどん読んでいきたいと思います.

みなさんのおすすめがありましたらぜひ教えてください.

はじめまして

はじめまして.あむず。です.

余談の多い読書記録を気ままにはじめたいと思います.

ふと目に留まった時にでも読んでいただけると幸いです.

 

簡単に.

社会人1年目の22歳です.もうすぐ23歳になります.

高校の国語教師をしています.

だからといって言葉が巧みでも洗練されたものでもありません.

これから精進して行きます.

もともとInstagramの方で読書記録を書いていました.

同時進行でこちらのブログの方も更新できたらと思います.

 

よろしくお願いいたします.