東野圭吾『ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人』
東野圭吾『ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人』
恥ずかしながら初めての東野圭吾作品.
気になってはいるもののずっと手を出せず温めているうちに
何から手を出せばいいか分からなくなって22年が経っていました.
温めすぎるのもよくない.
そんな中、東野圭吾さん好きの友人と本屋さんにいく機会があり
お勧めしてもらったのがこの本です.
きっと好きだよと.
さすが.
好きだと見抜いた友人にさすがと称賛を送るのはもちろんですが
やはり東野圭吾さんは凄かった.
賞をいくつも受賞され、映画、ドラマにもなっているので
何を今更.とも思われますが凄い.
ボリュームのある作品なのでいくらか時間がかかるかなと思いましたが
無駄な表現がなくスラスラと読み切ってしまいました.
登場人物一人一人に色があって全く飽きない.
事件を推理していく中で全員が怪しくみえてページをどんどん捲ってしまう.
さすがです.の一言です.
お父さんとおじさんは全く似ていない真反対の人柄だなと
思い読み進めていましたが
そんなことはないですね.
周りの人間のために動く素敵な人柄でした.
エピローグですっかりおじさんのことが好きになってしまいました.
まだ一作目の東野圭吾作品ですので
これからどんどん読んでいきたいと思います.
みなさんのおすすめがありましたらぜひ教えてください.