伊坂幸太郎『ペッパーズ・ゴースト』


伊坂幸太郎『ペッパーズ・ゴースト』

久しぶりの伊坂作品.
圧巻でした.

中学校の国語教師が主人公という帯を見て
悩む事なく即購入.
きっと私は教師が主人公だったらどんな本でも
迷わず買ってしまうのではないでしょうか.

主人公、壇先生の目線で進むストーリーと
壇先生の教え子が描いた物語が同時進行で進んでいく構成.
この構成が後でどういきてくるのか
やや興奮しながらページを捲っていくと
さすが.圧巻でした.
自分の語彙の乏しさに頭を抱えてしまうほど
私の言葉では表せない.

それはそれは伊坂幸太郎作品でした.

少し話がずれますが.
壇先生が話の中で諺や四字熟語、故事成語を使う場面が多くあるのですが
さすが国語の先生.なんて周りの人物たちに言われます.

私も「さすが国語の先生!」って言われるような人になりたい.
何を言ってるんだこの若輩者が.と自分でも思いますが
言葉の選択が綺麗だよね.とか
表現が繊細だよね.とか
言葉の使い方にセンスを感じるよね.とか言われたい.
日々勉強です.

たくさんの人と話してさまざまな表現に触れて
語感を磨いていこうと思います.
よし.がんばるぞ.

話を戻して.
伊坂幸太郎さんの世界観が存分に味わえる作品になっています.
ぜひ.
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